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塗装工事業とブラスト工事の関係

ご存知の通り、塗装工事とは、塗料・塗材などを工作物に吹き付け、塗りつけ、はり付ける工事のことを言います。

また、一般的に、いわゆる「塗装し直す」という塗装工事を行う場合は、準備として、塗装工事前に行うブラスト工事や下地調整工事も当然に塗装工事に含まれているとされます。

はがす工程での廃棄物

ブラストとは

「塗装し直す」という塗装工事の場合は、塗る前に現在塗ってある塗装を全て「はがす」作業が必要です。

しかし、既に塗られてしまった塗料は簡単にはがせないので、「ブラスト」と呼ばれる「削り落とす作業」を行います。(「研磨剤」という小さな粒子を打ち当てることで塗料の膜を削り落とします)

特に、上記のうち、塗装をはがしたり、金属表面の錆びを落とすために、研磨剤の粒子をコンプレッサーの圧縮空気によって打ち当てる方法を「ショットブラスト」(サンドブラスト)などとも言われます。

※「ブラスト」は突風や爆風などの意味です。突風や爆風のごとく研磨剤の粒子を吹き付けるようなイメージです。

こうしたブラスト工事における研磨剤つまり「廃サンドブラスト」が産業廃棄物となるのです。

廃サンドブラストの品目

廃サンドブラストの品目は、考え方としては、基本的には、「鉱さい」に該当します。

固形状の塗料かすや錆び落としに使用して錆び(金属片)を含んでいる場合もあります。

この場合、廃プラスチック類や金属くずとの混合物として取り扱うかどうかを判断しなくてはなりませんが、その物の性状、混合割合等を総合的に判断することになります。

塗装膜を剥離しても塗膜を含まないもの

塗装の膜を剥離した時に塗膜(塗料かす)を含まないサンドブラスト廃砂は、他の産業物廃棄物と混合していないので、原則どおりに品目は「鉱さい」となります。

塗装膜を剥離することにより塗膜を多量に含むもの

まず、塗膜(塗料かす)は、品目は「廃プラスチック類」となります。

そして、サンドブラスト廃砂ですが、塗装の膜を剥離した時に塗膜(塗料かす)を含む場合の品目を「汚泥」とする考え方もありますが、その性状は泥状を呈していないので、「汚泥」でなく、「鉱さい」と「廃プラスチック類」の混合物と考えるのが一般的かと思います。

特に、サンドブラストに性状が固形状である塗膜(塗料かす)が多量に混合していれば、「鉱さい」と「廃プラスチック類」の混合物と考えるのが妥当です。

金属片(錆)を多量に含むもの

ブラスト工事において、錆び落としをした場合に、金属片(錆び)を多量に含むサンドブラスト廃砂は、「鉱さい」と「金属くず」の混合物となります。

塗装(塗る)工程で出る廃棄物

塗膜をはがした後は、塗装(塗る)

ブラスト工事の流れで説明していきますと、塗膜をはがした後は、塗装(塗る)工程になります。

特に、橋・高速道路・送電鉄塔等の構造物は、雨・風・寒暖差等の腐食性の厳しい環境にさらされるので、防錆(防食)は必要不可欠です。

こうした構造物は、塗膜をはがした後は鉄がむき出しになった状態になります。

腐食性の厳しい環境では、鉄は腐食してしまうので、少しでもそれを防ぎ、構造物を寿命を長くするために再び塗装を行います。(これを「重防食塗装」と言います)

※ちなみに、この重防食塗装用塗料は粘度が高く、一度で厚く塗れるような特徴の塗料です。そのため、建築などで一般に使用される塗料に比べて重く、タレやすく、飛散のしやすいものです。

こうした重防食塗装においても、塗装するわけなので、それに伴う廃棄物の処理を考えなくてはなりません。

具体的には、使用済み塗料等(廃塗料)や溶剤(シンナー等「廃溶剤」)が生じます。

これらについての解説は、別の投稿記事に譲ろうと思います。

 

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