建物解体、リフォーム、あるいは庭の模様替えを業者に依頼したような場合、不要な庭石が出てきたとします。

このような場合に、庭石の処分をされたい方もいらっしゃるかと思います。どのように処分していくのが良いのかについてご説明します。

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売れるものなのか確認

処分を考える前に庭石としての売却価値があるか確認しましょう。

大雑把に、大きく欠けている部分がないか、形状が良好であるか、コンクリート目地などが付着していないか、大きく変色している所がないかを確認し状態が良好であるか確認します。

その上で、大きい庭石だと、運搬費用も多くかかりますので、できる限り近くの信頼できる業者に見てもらうのが良いかと思います。

詳しい石材店や専門業者なら、形状からその庭石の産地までわかり、売却価値もわかるかと思います。

ただし、昨今、庭石は需要が少ないので、売却できるとは限らないと理解しておいてください。
大きい石ほど処分に費用がかかるので、無料でも良ければ引き取ってもらうことも考えましょう。

一般廃棄物か産業廃棄物か

庭石が産業廃棄物か一般廃棄物かを理解することで、売却しない場合に、庭石をどのように処理すべきなのかについての話しにつながります。

基本的には、廃棄物処理法上、産業廃棄物にあたる20種の中には、「石」は明確には含まれていません。

また、通常の庭石は、解体作業で発生するものでもないので、「一般廃棄物」と言えます。

多くの業者は一般廃棄物収集運搬業許可は持っていないと思います。

そして、一般廃棄物の処理は、市町村に処理責任があり市町村自らが行うのが大前提です。

小さい庭石は市町村に処分を依頼

小さい庭石は処理責任のある市町村に処分を依頼できます。

庭石をはじめとする石は、燃えないごみや破砕ごみ類など市町村によって取扱は様々です。

市町村のホームページやパンフレットで確認してください。

なお、この場合でも、大きさや量の上限がある場合もありますので注意しましょう。

大きい庭石は専門業者に依頼

しかし、市町村で行うことが困難な場合(特に、大きな庭石の処理の場合)は、処理困難物として、「適正に処理できないごみ、また、産業廃棄物として法令に規定されているものについては、処理できません。排出者が自ら適正に処理するか、購入先や専門の処理業者に引き取ってもらってください」とされています。


その場合は、自分で処理をせず、市町村に一般廃棄物収集運搬許可がある業者の問い合わせ先を聞き、許可業者に問い合わせるのが確実です。

つまり、このような自治体では、大きな庭石は収集も処分もしていないので、石材店や専門業者にお問い合わせくださいということになります。

特に、大きな庭石を処分したいという場合は、石材店や専門業者に依頼しましょう。費用はかかってしまいますが、それが確実ではないかなと思います。

業者はどう選ぶか?

前述のように、市町村に問い合わせ、確認できていればそれでいいです。その他に、インターネットで「庭石 処分」などと検索すれば業者は簡単に見つかります。

また、庭石の販売業者、造園の施工業者、解体施工業者等が処理ができる場合もあるので聞いてみましょう。

庭石は大きくなるほど破砕・運搬が困難になります。それなりの費用もかかりますが、できる限り処理ついてより詳しく経験のある業者にまかせるようにしましょう。

なお、業者に委託すると費用も高くなるので、何とか自分で庭石を破砕したいという方もいらっしゃるかと思います。

しかし、石は種類によっては、その硬さで専用の機械がなくては砕くことが困難な場合もあります。

状況をよく踏まえて、適切な処理をするように心がけてください。

誰かに譲渡する

インターネットを使って庭石を欲しがっている人に募集もかけられます。
ただ、大きな庭石は運搬費用がかかりるので、遠方ではなく、地元などに募集地域を絞った方がいいです。

また、引き取りに来てくれる人を募集をかけるのも一つの方法です。

地元誌などで募集かけるのも一つの方法と言えます。

いずれにせよ、ご近所に庭石を欲しい人がいたら、望ましいことなのでやってみる価値はあります。

 

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